海と緑が見える見晴らしがいい熱海の高台に、一面ガラス張りでそれに溶け込むような建物。そのテーブルでお茶を飲んだり食事をしたりしてみたい。。。そんな印象のある建物。実はこれ、組数限定の高級ホテルなんです。
日経新聞 土曜日版に掲載
日本経済新聞 (2016年05月21日 土曜日)
1995年完成の「ATAMI海峯楼」に隈(研吾)氏が付けた作品名は「水/ガラス」。その名の通り、館内のいたるところに様々な水とガラスの演出がある。
象徴が、宿泊客の誰もが見た瞬間に感嘆の声を上げるという、水上ダイニングルーム「ウォーターバルコニー」だ。
3階建ての最上階の一角に離れののよう建つその楕円形の小部屋は、総ガラス張り。ラグジュアリースイートルームの宿泊客が夕食を取る空間だ。部屋の周りを回遊する水は、建物の縁からあふれてこぼれ落ちる設計になっている。
眼下に広がる紺碧の海を眺めると、自分のいる場所が海と一体化したような感覚に襲われる。こぼれ落ちる水で建物の縁が視界から消されるため、必然的にそう見えるのだ。綿密な設計がもたらす視覚効果である。
覚えておいて損のない、いつか泊まりたいとっておきの宿
部屋数はわずが4室なんですね。部屋やお風呂、食事するところのデザインもいいし、本当に自然の中に溶け込んだ空間は、滞在するのが楽しみで、そして帰りたくないホテルの一つになりそうです。これが、有名な「負ける建築」の真骨頂なんでしょうね。
管理人は隈研吾さんが大好きで、以前体験記でもご紹介した(ガーデンテラス長崎に宿泊。口コミ体験感想情報 | ホテル予約はここから徒歩で) このホテルは、もう一度泊まってみたい&あなたにもおすすめホテル1位なんです。
水の演出と言えば、受付ロビーのところに同じように長崎の海と溶け込んだプールがあって、ここも素晴らしかった。夜はお酒も飲める空間になっていて本当に最高!だったんです。
人生の節目や大切な人をもてなしたい時など、とっておきの宿を知っておくのは、本当に素晴らしいことだと思います。ATAMI海峯楼はそんな一つの宿になりそうです。