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よく言われる言葉「源泉かけ流し」これは湧いてきた温泉がこんこんと湯船に注がれている状態を指すそうです。(参考:源泉掛け流しって何?|温泉マメ知識-MAPPLE トラベル)。しかし、本当の意味での源泉かけ流しは、ある問題があって難しいそうです。

湯の街別府で、この問題を解決した会社があります。それは自然にあるものを使って源泉の温度をちょうどいいお湯加減にする仕組み。全国の温泉旅館で喜ばれているそうです。


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本当は加水源泉かけ流し

温泉ってそもそも自然のもの。人間にとってちょうどいいお湯が沸いているという方が珍しく、温泉として楽しむためには、ほとんどが熱すぎるそうです。

そこで、冷ますために水を加える。つまり、加水源泉かけ流しになるそうです。温泉の良さを楽しんでもらうために、加水ではなく、何とか自然冷却できないかと試行錯誤していたそうですが、温泉をためるのは簡単でも、冷やすのは時間もかかるし大変とのこと。

塩田での道具から、ヒントを得た商品

別府のひょうたん温泉のご主人は、大分県産業技術センターの工学博士と、この問題に挑みました。その時、ヒントになったのが、昔ながらの製塩で使われていた枝条架(しじょうか)という道具。竹の枝が釣り下がったこの道具に熱した海水を流すと、水分が蒸発し、温度が下がるという仕組み。

これを応用し、加水することなく、自然に温度を下げる装置を作り出すことに成功。材料は木と竹で、鉄を使っておらず温泉成分での劣化の心配がない。しかも、短時間で温度を下げることができるため、お湯がまるいそうです。(温泉のお湯は、空気に触れすぎると酸化されてよくないとのこと。)

商品化され、各地で導入

この湯冷ましの竹製品は、湯雨竹(ゆめたけ)と名付けられ、各地の温泉旅館で、採用されているとのこと。

管理人は、世界一の九州が始まる(2013/11/03放送分)という九州地元のテレビ局の番組で知りました。導入した温泉旅館のご主人たちは同じ問題を抱えていたけど、どうすることも出来なかった。

湯雨竹を入れることで、加水することなく、自慢のお湯をお客さんに楽しんでもらえるというのが本当に嬉しいという感じでした。

湯雨竹イコール源泉かけ流し。逆は真でない

つまり、湯雨竹を使ってるということは、源泉かけ流しと言えそうです。(もちろん逆は真ではないし、偽装は論外ですが。)

管理人はこの施設のことを、九州地元のテレビ番組世界一の九州が始まる(2013/11/03放送分)で知りました。そこで、番組で紹介された湯雨竹を使ってる施設、およびキーワードで検索される施設についてご紹介します。

感謝:キャプチャ写真はflickrより引用しました。Travisさん素敵な写真をありがとうございます。ちなみみ別府の海地獄の画像です。

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