民泊ってご存知でしょうか?人の家に間借りしたり、その人がいない間に借りて宿泊することを言います。民泊というと、テレビでよく紹介されるのは農村や漁港での体験を含めた宿泊プランという感じですね。
農業関係や漁業関係の民泊の例がよく紹介される
知っとこ(2013/8/17放送分 2013夏 大人気!瀬戸内をめぐる旅放送分より 現在放送は終了)
- 瀬戸内に浮かぶ豊島(てしま)にはリピーター続出の人気の宿がある。
- 行ってみると、そこは島の民家。ご年配のご夫婦二人で住んでいるので空いている部屋を民泊として貸し出している。
- せっかく宿泊するのなら、一般家庭に宿泊して普段の島の生活を体験しようというもの。紹介されていたのは素泊まり3500円のお宿。
- 豊島民泊の特徴は、漁や農作業など島の生活の体験ができること。自分たちが食べる分は、海や畑に一緒に獲りに行く。
- 調理も宿で一緒に行う。島独自の料理も教えてもらえる。
- 収穫した食材をその日に味わえる喜びが人気。ご主人曰く、「こんな美味しい魚は街では食べられない」
夏の芸術祭、アートと島の魅力を味わうという放送でしたが、とても良かったです。島の、どちらかと言えばのんびりした生活を味わうために何度も足を運ぶ方が少なくない様子。
紹介された民泊は、豊島観光協会の瀬戸内海に浮かぶ豊島(てしま)観光協会情報サイト【豊島WEB】 ここから申し込むようです。(民泊紹介【豊島WEB】)
めんたいワイド、しゃれとんしゃあ ~夏休みSP 島に泊まろうPART2~ 山本華世のしゃれとんしゃぁ 2013/8/13(火)放送
長崎県五島の小値賀島は、九州ではあまり知られていけど、世界中を旅行した本当の旅好きの人たちが、究極の最高の場所として密かに口コミで教え合うような素敵な場所とのこと。福岡、地元のテレビめんたいワイドで紹介されたんですが、訪問されていたのはむしろ東京や大阪の方。特集が組まれることもあるそうです。
- 地元の民家に、民泊もできるし、食事だけのプチ民泊もある。(めんたいワイドで)紹介された末永さん宅では、テーブルからあふれんばかりの魚料理が並ぶ。漁の様子にもよるけど、この日はアラやアコウなど高級料理が並ぶ。全国から申し込みが殺到する人気とのこと。ちなみに、末永さんちの魚茶漬けは絶品だが、ここに宿泊しないと食べられないお楽しみ。
- さらに、末永さんちに宿泊した翌朝は、網外し体験漁にも参加できて朝ごはんもいただけてこれがまた人気。ブダイ「、タカナナダイ(味噌汁に入れると美味しい)、高級魚を丸ごと鍋に入れて煮る、豪快な漁師飯。小さな貝やカニはダシ代わりに入れる。朝8時半に頂く。味噌汁に魚(アラカブ)がごろっと一匹入る。最高に美味しい!身がぷりぷり。幸せ。とのこと
- 宿泊希望は、おぢか島旅(おぢかアイランドツーリズム)から申し込んでくださいとのこと。
ここは、本当に素晴らしい。サービスの行き届いたレストランとか、ホテルなどではなく、人の温かさとか自然の素晴らしさを満喫するという時間の過ごし方が、旅の上級者を惹きつけるんでしょうね。
ワールドビジネスサテライト 民泊がかかえる課題とは? 2015/4/6放送分
- 岩手県一関市、百戦錬磨(会社名)では「とまりーな」というサイトを運営。東北を中心に宿泊できる300件の民家を掲載している。(あんすろーじという宿が紹介されました。)旅館業法の簡易宿所を規制緩和した農村漁村余暇法という仕組みを活用している。農業や漁業に従事していることが認められれば簡易宿所の開業基準が緩和される仕組み。この宿では、2年前から簡易宿所をはじめている。
- 規制緩和された内容は?客室の面積。旅館業法では簡易宿所の場合33平米以上必要だが、ここは17平米。本来は風呂場やトイレは、宿泊者専用に設置しないといけないが、家主のものを利用。避難経路の設置も不要になった。避難経路の設置も不要。
- 一泊二食付で7020円。70組120人の利用があった。自分の住居をそのまま活用できる。コストを抑えられるのがうれしい。 訪日外国人の宿泊の受け皿不足にもできる。
民泊は、あくまでも土地の人と一緒にふれあい食事をし、農作業や漁などの体験。料理なども一緒にすることで、体験とともに土地を味わうと言う贅沢な時間の過ごし方なんですね。リピーターも本当に多いそうです。
最近は都心でも
実は、最近は都心でもこの民泊の仕組みが利用されているケースがあるらしいんです。昨今のインバウンド(外国人観光客)誘致が上手くいっているので、宿の需要に供給が追い付いていない。もしくは、値段が高騰してきているというのが理由のようです。
ワールドビジネスサテライト 民泊がかかえる課題とは? 2015/4/6放送分
- 東京都内狛江市にあるマンション。訪日された外国人女性が日本に住む親せきに会うために民泊として利用。明るくて快適できれいなゲストルームに満足しているとのこと。
- 自分の家のリビングを家主は貸し出している。Airbnb(エアービーアンドビー)というサイトを利用。この部屋は1泊4千円。これに清掃料金とサイト手数料(6から12%)がかかる。料金が安くてホテルのない住宅街でも泊まれる。
- 家主は受け取る金額の3%をairbnbに支払う仕組み。外国人と接することが楽しい。ホームステイのような感覚を得られるのも魅力。190か国以上で100万物件を提供している。
ワールドビジネスサテライトでは、民泊が新しい形の宿泊で宿泊需要に応える新しい形とは紹介しながらも、法律的な面でまだまだ課題もあることを伝えています。厚労省管轄の旅館業法で都道府県の許可が必要。不特定多数の人を継続的に泊める。部屋や家の貸し出しを管轄しているのは法務省、借地借家法。個人間の貸し借りは法律が未整備だそうです。
しかし、東京オリンピックに向けてこの問題もクリアされていくことでしょう。新しい一つの宿泊形態が大きく根付くチャンスかもしれませんね。
蛇足ですが、ブラジルワールドカップの時にロナウジーニョ選手が自宅を貸し出していたのを思い出しました。たしか一泊160万円とかで話題になりましたね。これも民泊なんでしょうね。
ゲストハウスも一考かも
旅人同士のコミュニケーション、料金の手ごろさという点ではゲストハウスも一考かもしれません。
各都道府県のゲストハウス
北海道:
青森県: 岩手県: 宮城県: 秋田県: 山形県: 福島県:
茨城県: 栃木県: 群馬県:
埼玉県: 千葉県: 東京都: 神奈川県:
新潟県: 富山県: 石川県: 福井県:
山梨県: 長野県:
岐阜県: 静岡県: 愛知県: 三重県:
滋賀県: 京都府: 大阪府: 兵庫県: 奈良県: 和歌山県:
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徳島県: 香川県: 愛媛県: 高知県:
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沖縄県
感謝:写真はflickrより引用しました。Kentaro Ohnoさん、素敵な写真をありがとうございます。豊島の様子とのこと