京都市東山区で廃校になった、清水小学校の跡地。学校の建物を活かしつつ、ホテルにするという新しいやり方のホテルになるみたいですね。場所はこの位置。(住所:京都府京都市東山区清水4丁目162)名前の通り清水寺のすぐ近くです。
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小学校跡地は京都市ではじめてのケース
京都東山の小学校跡地にホテル建設へ 2018年にも開業(京都新聞 2016年05月21日)
京都市は20日、東山区の元清水小を活用する事業者に、ホテルを提案したNTTグループの不動産会社「NTT都市開発」(東京)を選んだと発表した。同市の学校跡地がホテルとして活用されるのは初めて。同社は運営を国内有数のホテルに任せる方針で、早ければ2018年にも開業する見通しという。
計画では、昭和初期(1933年)に建てられた既存校舎(4階建て、延べ床面積約4200平方メートル)の外観を保全しつつ、40室のホテルに改修する。グラウンド部分は未確定だが、駐車場や観光客らの休憩スペース、地域の運動会用スペースなどを今後検討する。
また、ホテルと入り口を分けた独立の地元利用施設(2階建て)を新設し、集会所のほか、元清水小の思い出の写真や動画を展示するアーカイブミュージアムを設ける。敷地は全体で約7300平方メートルあり、同社は60年間の貸し付けを希望。市に払う借地料は年間6500万円と提案した。
市は2012年7月、少子化に伴う統廃合で生じた学校跡地を民間でも活用できるようにした。元清水小では、多くの観光客でにぎわう清水寺に近い立地や地元の意向も踏まえ、校舎の外観を保全・再生した上でホテルか婚礼施設に活用するとの条件で昨年7~10月に事業者を募集した。
((中略))
NTT都市開発は、3月に閉館した商業施設の旧新風館(中京区)跡地にもホテルを核とする複合施設を建設中で、19年春の開業を計画する。元清水小でのホテル運営事業者は未定といい、「歴史あるレトロな外観を生かし、旧新風館に誕生するホテルとの相乗効果で国内外から集客したい」(総務部)としている。
門川大作市長は「NTT都市開発には、今後とも京都の歴史的景観や伝統産業の振興、京都ならではの価値を生かす取り組みを地域とともに深化させてほしい」とのコメントを出した。
小学校跡地をホテルにするのは初めてとのこと。学校は地域のみなさんにとって思い入れの深い場所なので、みんなが納得するのは大変なことかもしれませんね。
NTT都市開発はホテルを所有して、運営はほかの会社さんに任せるようです。公式ページ(参考:ホテル・リゾート │都市住宅・オフィスビル開発 NTT都市開発)を見ると、最近はフレンチレストランの「ひらまつ」さんとのタッグがあるようです。
元清水小学校跡地活用における京都市との基本協定書締結について(NTT都市開発ニュースリリース pdfファイル)
こちらのニュースリリースに、学校の形を活かしながら、こんな風にホテルにするというイメージが一部ですがわかりやすく出ています。できるだけ、建物をそのままで使うというこだわりが見えています。
予定は、平成18年に開業するようです。京都市では、小学校跡地をホテルにする計画がほかにもあるようなので、このホテルが、今後の試金石になりそう。ホテルファンとしては、とても楽しみな情報です。