日本経済新聞の土曜日(2016/6/11)の記事。熊本市を代表する高級ホテル 熊本ホテルキャッスル、ニューオータニ熊本、ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイが今回の震災で大きなダメージを受けたこと。そのダメージを乗り越えて本格再開へと道のりをつけたことが紹介されています。
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熊本ホテルキャッスルの営業再開は7月中旬
熊本地震では外壁にひびが入り、外観のレンガも崩れ落ちた。宿泊室も浴槽のレンガが落下するなど大きな被害を受けた。
4月16日の本震で外観にひびが入り、社長は「廃業を覚悟した」という。元料理長(現代の名工に選ばれる)ら国内外の中華料理関係者から再建の激励を受け「営業再開を決意した」
全175室のうち125室で7月中旬に営業を再開。外観は従来のオールレンガ造りから変更する可能性はある。
ホテルキャッスルさんは、レストランは早くから営業再開されてましたが、宿泊は休業中のままで、どうなるんだろう?と思っていたんですが、こういうことだったんですね。ホテルキャッスルさんの様子を心配して、当サイトにもたくさんの方がお見えでした。宿泊再開は7月中旬なんですね。心待ちにされているファンの方の少なくないのでは?と思われます。
ホテルニューオータニ熊本は6月28日に全館営業再開
6月28日に全館で営業を再開するホテルニューオータニ熊本は、屋上に設置した給水用高架水槽が一連の地震で損壊。仮水槽を設置し5月18日に地下一階と一階部分のレストランが営業を再開したのに続き「高架水槽が復旧し130室で水の供給が可能になり営業再開にこぎつけた」(社長さん談)外壁の修理も8月末には完了するという。
宿泊は電話で問い合わせくださいとなっていましたが、6月28日再開でもうすぐなんですね。
ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイは6月末をめどに客室営業再開
6月末をめどに全客室の営業を再開する。地震で外壁のひび割れや客室、備品に被害を受け、改装を進めてきた。全186室のうちすでに8割超が復旧しており、残る26室も6月中に修理改装が終わる見通し。レストランは4月30日から営業を再開していた。
ニュースカイの担当者は「客足が戻るか不安は残るが、いつ観光客が戻っても万全なおもてなしができるよう全力で準備したい」と力を込める。
並々ならぬ努力から通常営業へと
熊本市内中心部のホテルに絞って震災後から公式ページで様子を毎日見てきました。地震の心理的影響ももちろんだけど、水の装置や壁のひびなどを見たときは、本当に脱力感が大きかったと思います。そこから身を奮い立たせて、よくぞここまで。ホテルファンとしても気持ちが熱くなる思いです。
当サイトにも、上記のホテルの様子を心配して見に来られた方が少なくありませんでした。老舗高級ホテルは、ファンのお客様がおられて一方ならぬ愛情をもっておられます。上記の記事を読んでほっとされた方も少なくないと思います。
ちなみに、記事で紹介されていた4大高級ホテルのあと一つ。ホテル日航熊本さんは、すでに通常営業に入っておられます。さらにハイクラス(ビジネス部門)というくくりでいうと名前が挙がるであろう。JR九州ホテル熊本さん、リッチモンドホテル熊本新市街さんもすでに通常営業されています。