ちょっとグレードの高いカプセルホテルって、最近話題だと思います。経済ニュースでもよく取り上げられ、お客様の評判も上々とか。でも、管理人は少し疑問だったんです。
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同じ値段なら古くてもビジネスホテルを選ぶ
管理人も利用経験があります。たしかに居住空間は快適だし、お風呂も大きいのがあって便利。眠るにしろ時間をつぶすにしろ問題ありません。ただ、不便な点もあります。鍵が簡易的なもので、部屋で携帯やPCの充電をしながらお風呂に行くとか、外出するなどができない。これ、結構不便なんですよね。(貴重品入れはあります)。さらに豪華な分料金も高くなって、付近のビジネスホテルの安いところと同じくらいか、それ以上の料金になる。。。
一般的に考えても豪華カプセルホテルより、まずは一般的なビジネスホテルから予約されるのが普通です。人気アーティストが来られて地方都市のホテルはどこも満室。空いているのは、値段が高いホテルとグレードアップ版も含めたカプセルホテルしかないというケースが少なくないです。
どんなビルにでも入れるのが強み
上記の理由から、どうせ新しくホテルを建てるならビジネスホテルを建てればいいのに。。。と思ってたんですが、そうではないようです。ある経済番組でファーストキャビンの社長さんが言われていた言葉でその理由が分かりました。
ワールドビジネスサテライト
進化する“昔ながらのモノ” 2015/09/16(水)
以下、管理人がとったメモ
ホテル不足の都心部でカプセルホテルを選ぶお客様が増えてきている。 都内港区のオフィスビルの工事中。カプセルホテルを作っている。通常のホテルは窓がなくてはいけないが、カプセルホテルは旅館業法で簡易宿所に分類。窓が無くても運営が可能。11月のオープンを予定しているのは、ファーストキャビン。 社長さん談。既存の建物をコンバージョンする事例に一番メリットがある。どんな形の建物でもファーストキャビンは成立する。 カプセルホテルとは思えない天井の高さ。通常は2段のスペースを一段に。5千円台、6千円台からの宿泊料金。 圧迫感がないので非常に使いやすい。稼働率は90%以上。建設コストも低く抑えられる。ホテル不足の解消につながるのではと期待されている。2020年までに50店舗を目指す。
どんな形の建物でも、この業態が成立するという言葉が印象的でした。既存の建物を建て替えるにはちょっと費用負担が。。。と考えるオーナーさんにも。ホテルを建てても、この好調な旅行需要がいつまで続くのか不安というビルオーナーさんにも、不動産のオプションとして提供できるということなんだなと理解しています。