先日のワールドビジネスサテライトで、アマングループのCEO、オリヴィエ・ジョリヴェさんがインタビューに答えていました。アマンはマスコミの取材を受けないことで有名で独占取材になったそうです。
広告
アマン東京はフラッグシップホテル
●リゾートホテルの雄がなぜ、都心の東京大手町に進出したのか?
→旅行客が東京に来ている。オリンピックでさらに増える。東京での利益に期待している。
●(リゾートという)これまでのイメージを壊してしまう懸念はなかったか?
→「アマン東京」はアマン共通の優雅さと空間を備えている。シティーホテルではなく、アーバンリゾートと呼んでいるスタイル。東京のど真ん中にあっても、リゾートホテルの姿は失っていない。
→このホテルは、従来の戦略の転換点になりフラッグシップにもなるホテル。今後は世界の主要都市に都市型ホテルをオープンさせたい。ニューヨーク、パリ、ロンドンも視野に入れる。
・・・なるほど、タイのプーケットにはじまり、どちらかと言えば自然に近い地域でリゾートを展開してきたアマンの新しい取り組みというわけなんですな。(参考:アマンリゾーツ – 世界中に展開するラグジュアリィ・リゾート – ホーム)
オープニングセレモニーに参加されていた方のコメント
放送日、2015/3/17の夕方にはオープニングセレモニーもあって、日本式に鏡割りをされていました。コシノジュンコさん、小池百合子さん、隈研吾さん(建築家)など各界を代表する方がお見えになっていたようです。
●早見優さん(タレント、女優)「アマンが大好き。いわゆるアマンジャンキー!なんです。やっと東京にできたんですね。エレベーターが開いて一歩入った瞬間、ああアマンだなって感じを受けるんです。」
●ドリュー・バリュモアさん、エドワード・ノートンさん(ハリウッド俳優)アマンは一つ一つが個性的なのがいい。ブータンではファームハウスに泊まれる。サービスが良くて美しくて静か。こんなホテルはほかにない。
ジョージクルーニーさんは、ヴェネチアのアマンで結婚式をされたそうですね。さらに、林家木久翁さん、林家木久蔵さん親子(落語家)は、ごほうびでみんなが泊まることができるホテルが東京にできるのはうれしいとのこと。
ロビー。客室の様子
ロビーや客室の様子も紹介されました。
- ロビーでは琴の音が響く。天井の吹き抜けが高い。高さは26メートル。天井は和紙が張られている。数段高くなっているのは縁側のイメージ。階段をちょっと降りると家の中。デザインのコンセプトは日本の伝統家屋と現代性の融合とのこと。
- 客室は84室。部屋では靴を脱ぐ。内装は木をふんだんに使っている。料金は7万5千円から。ベッドからデスク、ソファと少しずつ低くなって眼下に東京の眺望が広がる作り。旅館の雰囲気もある。洗面所とバスルーム。床は石だけど床暖房。バスタブからの景色は皇居の森奥には新宿のビル群が見渡せる。
ベッドから少し見下ろすように東京の景色が楽しめるのはなんとも贅沢な感じ。お湯に浸かりながら皇居の緑が眺められるってのは、究極の贅沢だなと感じました。
日本のおもてなし
アマンリゾートの創業者、エイドリアン・ゼッカさんは日本に2年間住んでいたことがあり、サービスは日本旅館のおもてなしのサービスが随所にみられるそうです。
「日本の旅館にインスピレーションを得て世界のスタンダードに進化させたのがアマン。アマンが東京に来るのは競合ではあるがすごくうれしい。」(星野佳路さん 星野リゾート代表)
オープンしたアマン東京の300メートル先で、星のや東京も来年オープンします。偶然にも部屋数は同じ84。「世界のトップブランドが出そろっている東京で、本当に日本旅館が通用するかどうかを世界の方々に見てもらう。こういう意味合いでチャレンジしていきたい。」(星野さん談)
世界から注目されている東京なだけに、値段も素晴らしいホテルが多いですよね。。。今の東京駅周辺。特に高級ホテルは管理人には手が出ません。でもいつか、バブルがはじけてお手頃価格になる瞬間があると思っています。その時に、行ってみたいと思っています。
ワールドビジネスサテライト:テレビ東京(2015/3/17放送分 独占取材 謎のホテル「アマン」に迫る)
感謝:写真はflickrより引用しました。Paul Asman and Jill Lenobleさん、素敵な写真をありがとうございます。インドのアマン(アマニカス)のベッドルームの様子だそうです。
追記
アマンCEO、日本に大いに興味あり | GQ JAPANによると、京都や中部地方や北海道、それに石垣島に興味ありとのこと。今後の展開に注目しています。